概要

前回の記事では、Omeka SのIIIF Serverモジュールを用いて、フラットな目次を追加する方法について説明しました。

nakamura196.hatenablog.com

今回は、階層構造を持つ目次を追加する方法について説明します。

公式のマニュアルはこちらにありますが、このマニュアルを和訳した記事も作成しました。不完全な日本語ですが、参考になりましたら幸いです。

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詳細

前回は、以下の情報を入力することで、フラットな目次を作成しました。

cover,表紙,1
jyo,序,4-6
legend,凡例,6-15
catalogue,總目錄,16-18  
toc,目次,19-20
ch1,きりつほ,20-35
ch2,はゝき木,35

各行は、以下の意味を持ちます。

{id}, {label}, {canvasIndexOrRangeId1};{canvasIndexOrRangeId2};...; {canvasIndexOrRangeIdN}

ここでは、目次(id: toc)について、その内容を構造化します。

具体的には、まず、19コマ目を目次の内容(id: toc0)として、目次(id: toc)に含まれる形とします。

また、「きりつぼ」(id: ch1)と「はゝき木」(id: ch2)についても、目次(id: toc)に含まれるように修正します。

具体的には、以下のデータを用意します。上記のマニュアルにも記載がありますが、インデントは、階層構造をみやすくするために用いており、モジュール内の処理では無視されます。

cover,表紙,1
jyo,序,4-6
legend,凡例,6-15
catalogue,總目錄,16-18  
toc,目次,toc1;ch1;ch2  
   toc1,内容,19-20
   ch1,きりつほ,20-35
   ch2,はゝき木,35

このデータをIIIF Serverモジュールの「Property for structures」として設定したプロパティ(今回の例では、dcterms:tableOfContents「Dublin Core: 目次」)の値として登録することで、下図のように、階層構造を持つ目次を実現することができます。

image

https://diyhistory.org/nakamura196/s/main/item/15

まとめ

今回は、Omeka SのIIIF Serverモジュールを用いて、階層構造を持つ目次を追加する方法について説明しました。今回は単純な階層構造を作成する例を示しましたが、以下のマニュアルページに記載があるような、複雑な階層構造も作成することができます。

https://github.com/Daniel-KM/Omeka-S-module-IiifServer#input-format-of-the-property-for-structures-table-of-contents

本モジュールを用いた、IIIFマニフェストへの目次情報を追加にあたり、本記事が参考になれば幸いです。